蓄膿症の原因

切開しないで治す蓄膿症

蓄膿症は急性副鼻腔炎を何度も繰り返しているうちに慢性化したというケースが最も多いとされています。また、その他では虫歯・鼻の湾曲・はしか・チフス・インフルエンザなど、さまざまな原因で蓄膿症が発症する場合もあります。

慢性副鼻腔炎の症状

蓄膿症の症状には、膿のような鼻汁・鼻づまり・頭重感・嗅覚障害、鼻汁が喉に降りてくる後鼻漏などがあります。またこれらが続くことによって集中力欠如や不眠症、ノイローゼなどになる人もいます。

蓄膿症の治療法

蓄膿症の治療法には保存療法と手術療法があります。保存療法はマクロライド系の抗生物質などを投与する薬物療法と、定期的な副鼻腔内の排膿や炎症粘膜に薬を塗布する局所療法に分けられます。手術療法は従来から行われていた炎症粘膜を全摘出する副鼻腔根治手術と、洞内の粘膜を温存し機能回復をはかる保存手術(ESS)に分けられます。蓄膿症の治療にはよほど重症でない限り、従来行われていた副鼻腔根治手術は大半のケースで必要ありません。

蓄膿症の合併症

蓄膿症の頭蓋内合併症としては脳膿瘍・髄膜炎・海綿静脈洞血栓症などがあります。副鼻腔炎が眼に拡がれば視神経炎や眼窩内膿瘍などによる視力障害が起こります。また、カルタゲナー症候群や瀰慢性汎細気管支炎など気管支病変が合併することもあります。

蓄膿症の予防

蓄膿症を予防するためには普段からうがいの習慣をつけたり、風邪を引かないように注意することが基本です。また、鼻水を喉にためたり飲み込んだりしないようにしましょう。そしてかぜを引いてしまったら、長引かせないようにして完全に治しきることが大事です。さらに適度な運動や栄養バランスのとれた食事によって体の抵抗力を十分につけておくことも忘れてはいけません。

漢方薬の治療効果

蓄膿症には漢方薬を用いた治療も効果が期待できます。排膿系の漢方薬と血行や冷え性改善の漢方を併用すると良いとされています。出てきた症状を抑えることだけを考えるのではなく、蓄膿症や後鼻漏になってしまった体質そのものを改善するという意味でもおすすめです。